この記事では、水やり後の多肉植物の葉の表面に残る水滴が多肉植物に与える影響ついて解説します。
多肉植物の葉についた水滴は飛ばすべきか?
結論:飛ばす方が良い → ダイソーで売ってる「USBブロアー」がおすすめ!
多肉植物の葉の上に水滴が残ることで、光合成が阻害されるという考え方もありますが、多くの研究によってその影響は限定的であることが示されています。
実際に、多くの多肉植物が自然条件下で葉表面に水滴を残して生育しているので、光合成に悪影響を与えるほどの問題ではないと考えられます。
とはいえ、葉表面に残る水滴が長時間放置すると、悪影響がでることもあります。
なぜ、水滴を飛ばすのか?
葉に残る水滴を放置すると、下記のような悪影響があります。
- 葉表面に残る水滴が蒸発して腐敗する
- 水滴がレンズの役割をして、葉を焦がす
- 冬の場合は、水滴が凍って葉にダメージを与える
蒸れやすい夏や、水滴の凍りやすい冬は飛ばしておくと安心ですが、冒頭でも書いた通り、水滴を飛ばさなくても生育上の大きな問題にはならないと考えられているようです。
研究の結果、悪影響は無いとされていますが、水滴を放置すると水滴が固まってゼリー状になり、葉(ロゼットの中心部)に張り付いているのを見かけます。
ゼリー状になった水滴が悪影響があるのかは不明ですが、見た目が悪くなるので飛ばすようにしています。
つまり、季節や環境を問わず、飛ばしておけば間違いないということです。
水滴を飛ばす方法
葉表面についた水滴を飛ばす方法として、以下のようなものがあります。
- 手で軽く叩いて水滴を落とす
- ティッシュなどで軽く拭いて水滴を取り除く
- 息を吹きかけて水滴を飛ばす
- ブロアーなどの風を起こす道具を使って、水滴を飛ばす
とはいえ、手で軽く叩くと葉が落ちる可能性がありますし、ティッシュで拭くと葉に傷をつけたり、粉系のエケベリアの粉が剥がれたりします。
息を吹きかける方法は手軽ですが、息切れします。
ということで、
ブロアーなどの風を起こす道具を使って、水滴を飛ばす方法がおすすめです。
ここからは、ダイソーで販売されている「USBブロアー」を紹介します。
ダイソーで売っているUSBブロアーが最適
ダイソーで売っている「USBブロアー」が多肉植物の水滴飛ばしには最適です。
多肉植物の愛好家や生産者でも「USBブロアー」を使用して水滴飛ばしを行っている方がいらっしゃいます。
ダイソーのUSBブロアーの特徴は下記のとおりです。
- 土を飛ばさない適度な風量
- 片手で扱える適度な大きさ
- ケーブルの長さは1.5m
- 550円で売ってる
- USBからの給電が必要
土を飛ばさない程度の風量ですが、パーライトなどの軽い用土や、微塵のような粉状の土は飛んでしまいます。
なるべく土に風を当てないように作業すると良さそうです。
人気の商品なので、売り切れていることもあります。いくつか店舗を回ってみると良さそう。
USBブロアーは、550円の商品です。
USBでの給電が必要な点が面倒ですが、USBが使えるモバイルバッテリーがあれば解決です。
作業スタイルとしては、モバイルバッテリーをポケットに入れて作業する感じ。
ということで、小型軽量なモバイルバッテリーを選んだほうが良さそうです。
Amazonで購入する場合は、レビュー等を見て信頼できるメーカーのモバイルバッテリーを選ぶと安心です。
USBの端子が付いているものを選びましょう。
私は、アンカーのモバイルバッテリーを使用しています。
手のひらサイズなので、ポケットに入れて作業できます。
USBブロアーのデメリット
USBブロアーのデメリット(使用上の注意)は下記のとおりです。
- 送風口で葉や茎を傷つける可能性がある。
- 土を飛ばさないように注意
- USBでの給電が必要
ダイソーのUSBブロアーは小さいため、風量も強くありません。
風で葉や茎を傷つけることはほぼ無いと思いますが、USBブロアーの送風口を多肉植物にぶつけて傷つける可能性はあります。
送風口は細長いので、注意して作業する必要があります。
土を飛ばさない程度の風量ですが、パーライト等の軽い用土は飛んでいくことがあるので、距離を離すなどして風量を調整しましょう。
飛んで行った土が多肉植物の葉を傷つける可能性もあるので、ご注意ください。
USBでの給電が必要な点が面倒ですが、USBが使えるモバイルバッテリーがあれば解決です。
USBの端子が付いているものを選びましょう。
モバイルバッテリーを持っていなくても、スマホ等の充電で使用するプラグがあれば使用可能です。
USBブロアーのUSBケーブルの長さは1.5mのため、コンセントが遠いと不便です。
水滴は、飛ばさないよりは、飛ばした方が安心なので、水やりの仕上げとして「USBブロアー」で飛ばしておくことをおすすめします。
まとめ
多肉植物の葉表面についた水滴は、放置しても問題がない場合もあります。
しかし、夏は葉が腐敗したり、冬は凍結したりするリスクがあるため、水滴を飛ばすことが望ましいです。