アロマティカスは、その爽やかな香りから、ハーブ愛好家に人気があります。葉が多肉質なので、タニラーからも人気。
この記事では、アロマティカスを効率よく増やす方法を詳しく解説します。
この記事で紹介した方法を実践すれば、
庭やベランダ、そして室内までアロマティカスで一杯にすることも夢ではありません。
アロマティカスの基本情報
- 学名: Plectranthus amboinicus
- 別名: メキシカンミント、キューバンオレガノ
- 原産地: インド南部
- 特徴: 多肉質の葉、強い芳香、耐寒性は弱い
- 増やし方:挿し木、挿し芽
挿し芽で無限に増やしていく
一般的な方法は挿し芽(挿し木)で増やす方法です。
用意するもの
- アロマティカスの親株
- ハサミ
- 清潔な土
アロマティカスの挿し芽の手順とコツ
アロマティカスの挿し芽(挿し木)は、春~秋に行うのがベスト。24~28℃が最適な温度です。
冬に挿し芽を行うことも可能ですが、耐寒性が低く、発根が遅れてしまいます。
それでは、手順を解説します。
step
1親株から茎を切り取る
親株から茎を切り取ります。
木質化(茶色くなっている)している茎からは発根しづらいので、緑色の若い茎を切り取るようにしてください。
切った親株からは脇芽が成長してきます。この脇芽が大きくなったら、カットしていくことで無限に増殖させることが可能。
step
2下葉を何枚か取り除く
下葉を取り除いた
切り取ったアロマティカスを土に挿しやすくするために下葉を何枚か取り除きます。
ついでに、切り口を斜めに切ることで成功率が上がります。茎からの水分吸収を促進するので、根が生えるまでの時間稼ぎができます。
斜めに切ると良いよ!
切り口にはメネデール等の発根促進剤を使うのも良いでしょう。
step
3清潔な土に挿す
切り取ったアロマティカスを清潔な土に挿していきます。
挿し芽用の土や、鹿沼土の細粒などを使用すると良いでしょう。目の細かい土を使用するのが成功の秘訣です。
step
4水を与える
本当は、切り口を乾かすのが良いですが、私はすぐに挿してすぐに水やりします。理由は、待つのが面倒だからです。
強い陽に当てると発根前に傷んでしまうので、明るい日陰もしくは遮光をして日光を軽減して管理します。
発根したら陽に当てて徒長を防ぎながら育てていきます。
数か月後の様子
これは、別の個体ですが、挿し芽から2ヶ月経ったアロマティカス。
脇芽も伸びていい感じに育っています。
よくある質問
Q. アロマティカスの葉が黄色くなってきました。原因は?
過剰な水やり、日光不足、または栄養不足です。
環境を見直し、適切な管理を心がけましょう。
アロマティカスはエケベリアなどと違って肥料を好みます。適度に追肥をすることで葉色も綺麗に保つことができます。
Q. 挿し芽がうまくいきません
清潔な道具を使用し、挿し穂を斜めに切ることで成功率が上がります。
Q. 室内でも挿し芽できる?
明るい窓際で挿し芽すると良いでしょう。
エアコンの風が直接当たらないよう注意してください。
アロマティカスは無限に増える
物凄く増えるので、増やしすぎには注意してください。
アロマティカスがたくさん増えると、近づくだけでアロマティカスの良い香りが漂ってきます。