夏が近づくと多肉植物の葉がバラバラになっていることがあります。
この現象はよくあることで、適切に対処すれば問題ありません。
今回は、夏に多肉植物がバラバラになる理由と、その対処法について詳しく解説します。
多肉植物がバラバラになる理由
多肉植物が夏にバラバラになりやすいのは、主に高温と蒸れが原因です。
多肉植物の生存本能で葉を落とします。葉が生きているうちにバラバラと葉を落とし、葉挿しで生存しようとするのです。
特に、グラプトペタルムやその交配種などは葉がバラバラになりやすい傾向があります。
また、若い苗や植え替えたばかりの株は根が十分に張っておらず、特にバラバラになりやすい傾向があります。
バラバラにならずに葉が透明になる(ジュレ状)場合もあります。
多肉植物の葉がジュレる理由
葉がジュレ状になる(いわゆる「ジュレる」)現象は、葉が透明または半透明になり、最終的には溶けてしまう状態を指します。
土や空気中にいる細菌が原因で、虫にかじられた部分や、傷ついた部分から感染して広がります。
細菌が活発に活動する夏に発生しやすいです。
グラプトペタルムはバラバラになることが多いですが、エケベリアなどはジュレることが多い。
バラバラになった際の対処法
バラバラになってしまった多肉植物も適切に対処すれば、再生することができます。
以下のステップで対処しましょう
step
1葉を取り除く
まだ親株についている葉を取り除きます。
親株についている葉は放置しておいて様子見しても良いですが、いずれバラバラになることが多いです。
それなら、早めに取り除いて葉挿しに使ってしまおうという魂胆です。
バラバラになってしまったら、親株の復活はほぼ望めません。
step
2葉挿しで再生
バラバラになった葉から新しい芽が出てくることがあります。
通常の葉挿しのやり方と同じです。
新しい根や芽が出てきたら、水はけの良い土に植え替えます。
ジュレ状になった際の対処法
早めの対処で復活させることが可能です。
早期発見であれば、ベントレート等の植物用殺菌剤を使うと症状が治まることもあります。
step
1葉を取り除く
まず、行うべきは「感染部分の除去」です。
ジュレてしまった葉を取り除きます。この葉は葉挿しには使えないので、諦めて捨てましょう。
茎が黒くなっている場合はカットして断面を観察しましょう。
黒い部分が無くなるまでカットを繰り返し、綺麗な茎の状態にしておきます。
step
2清潔な土に挿す
茎が綺麗になったら、清潔な土になして発根を待ちます。
株は小さくなってしまいますが、半年後には復活します。
バラバラ・ジュレ状態にならないための予防策
- 風通しの確保
- 適切な水やり
- 適切な温度
- 病害虫に注意
風通しの良いところに置き、乾燥気味に管理するのが基本となります。
気温は20℃くらいがベストですが、真夏は40度近くなる場合もあるので、遮光と風通しで耐えましょう。
また、強い株を作るために冬~春の間に日光にしっかりと当てておくことも大切です。
必要に応じて薬剤の散布も検討すると良いでしょう。薬剤に関しては下記の記事で解説しているので参考にしてください。
-
-
多肉植物の病気・害虫予防に使える薬剤を紹介【ナメクジはヤバい】
続きを見る
薬剤は、症状が出てからすぐに散布すれば症状が治まる場合もあります。
とにかく、早期発見が大切です。毎日観察して、葉が透けていたり、黒くなっていたりするのを発見することが重要。問題が見つかった場合はすぐに対処しましょう。
多肉植物が夏にバラバラになりやすいのは高温と蒸れが原因ですが、適切に対処すれば再生が可能です。