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基本の育て方 多肉植物

【何度まで?】冬越しはここが決め手!多肉の防寒・室内管理チェックリスト

「多肉植物 冬越し」「多肉 室内 管理」「多肉 耐寒温度」を狙う実践ガイドです。

属名ごとの“安全目安温度”と、今日からできる防寒対策を網羅しました。結論はシンプル。

はりねずみ
温度・風・乾燥の3点をコントロールすれば、冬を安定して乗り切れます。

 

まず結論:冬は“温度5℃ライン”と“乾燥”

  • 5℃を下回る夜は要警戒。

  • 乾かし気味が正義。

  • 計測器で事実ベース管理。

 

はりねずみ
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属名ごとの耐寒温度と対策(目安)

※同じ属でも品種差があります。乾燥・無風・短時間なら下限に近づけることも可能ですが、安全運用は+2~3℃の余裕を。

はりねずみ
めっちゃ細かく書いた。参考にしてね!

  • センペルビウム(Sempervivum)
    目安:−20℃〜(露地でも強い)
    対策:雨雪の過湿回避が最優先。屋外可だが雨よけ+風通し。鉢は素焼き+排水性土

  • セダム(Sedum)
    目安:−10〜−20℃(種により幅)/葉物系は**−5〜−10℃程度
    対策:強耐寒種は屋外OK。凍結・連続降雨を避ける覆いを。軟葉系は
    5℃以上**で室内へ。

  • エケベリア(Echeveria)
    目安:0〜5℃(できれば5℃以上
    対策:夜間0℃割れ回避。室内に取り込み、LED+微風で徒長防止。水やりは月1〜2回の軽め

  • グラプトペタルム(Graptopetalum)
    目安:−3〜−5℃(乾燥下で強め)
    対策:乾燥維持で耐寒UP。放射冷却の当たる軒先は不織布二重断熱マット

  • グラプトベリア/パキフィツム(×Graptoveria/Pachyphytum)
    目安:0〜5℃
    対策:5℃以上キープが安心。夜だけ室内へ“避難”運用も有効。

  • ハオルチア(Haworthia)
    目安:5〜10℃
    対策:寒さより過湿に弱い。 低光量でもOKだが徒長防止に弱LEDを。腰水NG

  • クラッスラ(金のなる木等/Crassula)
    目安:0〜5℃(一部**−1〜−3℃**耐える例も)
    対策:冷え+湿り=落葉に注意。夜間は室内窓辺から離す(窓際は放射冷却で急低下)。

  • アエオニウム(Aeonium)
    目安:8〜10℃以上
    対策:暖かめ&明るめが安定。昼:窓辺/夜:部屋中央で冷気回避。乾燥気味に。

  • カランコエ(Kalanchoe)
    目安:10℃以上
    対策:低温に弱い常に室内で。花芽管理は短日+十分な光

  • リトープス(Lithops)
    目安:5℃前後(凍結厳禁)
    対策:完全乾燥期を徹底水やり停止〜極少量。夜間の窓冷気を避け室内奥に

  • アガベ(Agave)
    目安:−2〜5℃(耐寒種はさらに下も)
    対策:一般家庭は5℃以上で。雨除け+風通し、大型株は断熱ボードで鉢冷え防止。

覚え方
センペル・セダムは外でOKエケ・ハオは5℃キープアエオ・カランは室内10℃”。

室内管理の基本セットアップ

  1. 設置南〜東の窓辺簡易ラック。ガラス面から15〜30cm離す(結露&放射冷却対策)。

  2. タイマー付LED(12〜14時間)。冬は日照不足が常態、「光は貯金」の意識で。

  3. 温度温湿度計MIN/MAXで“夜間最低”を把握。5℃割れが続くなら場所替え

  4. 断熱:鉢下に断熱マット、群生は不織布カバー微気候を作る。

  5. 潅水用土が完全乾燥してから“数日待つ” → 鉢底から少量抜ける程度。夕方以降は避ける

はりねずみ
ガラス面に近いというのは良くある失敗

 

窓にプチプチを貼って断熱するという手もあります。

どうしても置き場がない時には有効な手段。

屋外勢の防寒

  • 1層:雨よけ(軒下・簡易ルーフ)で過湿ブロック

  • 2層不織布をふんわりと二重にかける

  • 3層:鉢周りに断熱ボード/発泡スチロール

  • 追加:放射冷却の強い夜はビニール温室に格納、朝は開放して結露抜き

迷ったら「過湿を切る→風を通す→断熱を足す」の順で。

水やり頻度の目安(冬)

水の流れ

  • 硬葉・寒さ強め(センペル/セダム耐寒種/アガベ)月0〜1回(葉の張りで判断)

  • 軟葉・標準(エケベリア/グラプト系/クラッスラ)月1〜2回控えめ

  • 室内陰性(ハオルチア)月1回以下、腰水は厳禁

  • リトープス断水〜ごく微量(脱皮サイクル優先)

よくある失敗 → こう直す

  • 窓ぴったり配置:夜間0℃近くまで落ちることあり → ガラスから離す

  • 日照不足の徒長LED+タイマー毎日12〜14h

  • 結露・カビ朝に換気+微風、不織布は昼にめくって湿気抜き

  • “寒いから水”の誤爆寒い=根が動かない乾燥維持が正解

まとめ:冬は「測って、乾かして、当てる」

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  • 測る(温湿度計・土壌水分計)

  • 乾かす(過湿回避、冬は控えめ潅水)

  • 当てる(LED光を時間管理、微風で蒸れ対策)

 

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