多肉植物の夏

基本の育て方 多肉植物

【ジュレ・葉焼け】多肉植物の夏の育て方。枯らさないためのポイントと水やりのコツを解説。

 

多肉植物の夏の育て方について解説します。

高温多湿な日本の夏は、多肉植物にとっては過酷な環境。

そこで、夏の管理方法について、私の経験と方法をシェアしたいと思います。

夏の水やり

多肉植物 夏 水やり

夏は水やりをしない方がいいかという質問をよく受けますが、答えは「いいえ」です。

夏でも水やりは必要です。

 

古い本には、「夏は休眠する為、断水する」と書かれていることが多いですが、断水をするよりも水を与えて管理したほうが元気に育ちます。

夏の水やり方法に葉注意点がいくつかあるので解説します。

 

夏の水やり方法について

夏の水やりの基本は下記のとおり。

  • 葉が萎れて、水を欲しそうにしていたら少量の水を与える
  • 1ヶ月に1回程度、がっつり水やりでも問題なし

 

天気予報を見ながら水やりを調整していくのがベストです。

翌日の気温が高い場合は、夕方に鉢の半分程度が湿るように調整して水を与えます。たっぷりの水を与えると、翌日の昼間に蒸れやすくなるからです。

たっぷりと水やりを行うときは、曇りか雨の日に行うと良いです。

 

▼詳しい水やり方法はこちらの記事で解説しています。

【絶対に枯れない】多肉植物の夏の水やり。成功の秘訣と注意点を解説

続きを見る

 

夏に水やりをする際は、夕方になってから水やりをします。昼間に水やりをすると、与えた水がお湯になって根が傷んでしまいます。

 

はりねずみ
水受けを設置している場合は水受けにたまった水がお湯になってしまうこともあるので注意してください。

 

遮光シートを使う

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遮光についてですが、50%の遮光シートを貼っています。

70%の遮光シートもありますが、私は30%~50%の遮光が一番良いと思います。

 

強い遮光をすると、多肉植物が伸びてしまったり、逆に弱くなってしまいます。

黒い遮光シートと白い遮光シートが存在しており、私は白い遮光シートいます。遮光効果は薄いですが、それでもあるとないとでは大違いです。遮光をしないと多肉植物の葉っぱが黒く焦げてしまいます。

 

夏のダメージ

多肉植物 バラバラ

夏はどうしても葉焼けやジュレてしまうことがあります。

例えば、ムチムチ系の多肉植物は夏にダメになりやすいです。

 

高温の時期に土の中にいる菌が元気になるのが原因で、葉っぱ(下葉)から枯れていきます。

軽傷であれば、殺菌剤を使ったり、他の多肉植物に感染しないように隔離することが大事です。

 

虫も病気も防げるスプレータイプがおすすめです。

 

多肉植物の枯れ葉を取り除くことで、風通しを良くして病気や菌類の繁殖を防ぐことも可能。

初夏頃から、枯れた下葉は取っておくと良いでしょう。

 

逆に、冬は下葉が保温の効果を発揮します。マフラーのような感じですね。

夏の育て方の極意

多肉植物 夏

夏の育て方のポイントは、多肉植物の生育を落とさないことです。

古い本では夏に水を一切やらない方法が書かれていることが多いですが、これは現代の灼熱の夏には適していません。水はやるべき。

休眠させて水を切る方法は、現代の夏には無理です。

 

生育を落とさないための方法

多肉植物の夏

まず、夏の前に植替えをしておくことが大事です。

植替えをしていない株は傷んでしまうことがあります。半年以内に植替えをした株は元気です。

新しい土で生育が盛んな状態で夏を迎えることが大事です。

また、水やりもしっかりと行います。

 

強い個体を作る

強い個体を作るためには、夏の前に強い光を当てる必要があります。

次の夏までの1年間でいかに強光を当てて植物を鍛えておくかが大事です。

まとめ

多肉植物の夏

夏の具体的な対策はいくつかあります。

  • 遮光をする
  • 完全に枯れた葉っぱは取って処分し、株を隔離する(風通しを良くする)
  • 必要に応じて殺菌剤を使用する
  • 植替えをして新しい土で生育を促す
  • 強い光を当てて強い個体を作る

 

夏の多肉植物の管理は難しいですが、ポイントを押さえればうまく乗り切ることができます。

特に水やりと生育を止めないことが重要です。

皆さんも自分の環境やライフスタイルに合った方法を見つけて、ぜひ試してみてください。

以上、夏の多肉植物の管理方法についてお話ししました。

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