今回は、魅力的でカラフルな虹の玉(にじのたま)を増やす方法について解説しています。
初心者の方でも気軽に試せる方法なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
虹の玉の特徴
この投稿をInstagramで見る
虹の玉は、その名の通り、まるで小さな宝石のような美しい多肉植物です。
葉がグラデーションのように色づき、太陽の光を浴びるとまるで虹が輝いているかのような見事な姿を見せてくれます。
普及種なので、ホームセンター等でも販売されていますが、徒長している株が多い印象。
本当に綺麗な虹の玉が欲しい方は、多肉植物の専門店での購入がおすすめです。
\専門店での購入がおすすめ!/
葉挿しの手順
葉挿しは、土の上に置いておくだけでも増やすことができますが、もう一工夫することで、葉挿しの成功率を高めるながら、増やす速度を約3倍にすることができます。
手順を解説していきます。
①虹の玉の茎を切る
切りました。
葉挿しをするときは、茎を切っています。
茎を切るメリットは、
- 親株から脇芽が伸びて増やせる
- 切った側を挿し芽して増やせる
- 葉挿しで増やせる
という、虹の玉の増殖コンボを決めることができるからです。
これで、葉刺しだけするよりも3倍(厳密には違うかも)の速度で増やせます。
切った親からも脇芽が出ます。
一時的に見た目が悪くなりますが、半年もすれば元通りになります。
① 葉を取る
葉が傷んでいたり、萎れている葉は成功率が低いので使わないようにしましょう。
葉挿しをする1~2日前に水をたっぷりと与えておくことで、葉が水分を蓄え、葉挿しの成功率が高まります。
② 土に挿す
挿し方は、縦に深く差す。
使用する用土は、硬質赤玉土、日向土、鹿沼土をブレンドしたものに、市販の培養土をブレンドしたものを使用。
▼土は、こちらの記事で詳しく解説しています。
-
多肉植物の培養土の作り方。花と野菜の培養土を使用して、水はけの良い多肉専用培養土を作る
続きを見る
害虫対策として、土にオルトランDX等を混ぜておくと良いです。
挿す前に葉を乾燥させる人もいますが、すぐに挿してしまって問題なし。
ひと昔前までは乾燥させるのが常識と言われていましたが、葉の生長点が乾燥することで発芽が遅くなります。
葉の生長点が水気を感知することで根が出てくるので、根が出るまでは湿度管理が重要となります。
③ 水をかける
湿る程度の水やり
葉を挿したら、すぐに水を与えることで湿度を高めて発根を促すことができます。
水のやりすぎは葉が腐敗する原因となるので、土の表面が湿る程度の水やりをします。
水やりというより、湿度を上げてあげるイメージなので、霧吹きで水を与えても良いです。
④ 明るい場所で管理する
直射日光を避けつつ適度な光を当てます。
乾燥しすぎないように、3日に一度程度の間隔で軽く水をかけてあげると良いです。
ブヨブヨになって脱落する葉がでてきたら、取り除いて清潔な状態を維持しておきましょう。
放っておくと、腐ったり、カビが生えたりします。
⑤ 発芽する
半年~1年後…
約2〜3週間後、葉から小さな根が出てきたら成功です!
根や葉が伸びてきたら、日光に当てて水を多めに与えながら管理します。
意外と成長速度が速いので、油断すると徒長してしまうので注意!
半年もすれば、もりもりの虹の玉が楽しめます。
虹の玉は無限に増やせます
以上、虹の玉の増やし方の基本をご紹介しました。
初めての方でもトライしやすい方法ですので、ぜひチャレンジしてみてください。