この記事では、レッドベリーを効率よく増殖させる方法を解説します。
基本的には、茎をカットして挿して、葉挿しもついでに行っていく方法となります。
効率の良いカットの方法や、注意点、使用する用土についてまとめています。
この記事で学べること
- レッドベリーの増やし方
- レッドベリーに使う土
- レッドベリーを倍々ゲームで増やしていく方法
レッドベリーを効率的に増やす方法
レッドベリーは、「挿し木」と「葉挿し」、「カットした部分からの脇芽」で簡単に増やすことができます。
実践しながらやり方や注意点について解説していきます。
まず、2つの条件をクリアしている必要があります。
- レッドベリーがハサミでカットできる大きさまで成長している
- 冬以外の季節がおすすめ
以上をクリアしていれば、問題なく増やす作業に取り掛かれます。
レッドベリーを増やす手順
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1茎をカットする前に葉を取り除く
このままハサミを入れると、葉を傷つけてしまいます。より効率的に増やしたい場合は、ハサミを入れる予定の部分の葉を何枚か取り除きます。

ハサミを入れる部分の葉を取り除いた様子
上の写真のように、葉を4~5枚取り除きます。
取り除いた葉は葉挿しで使用するため、取っておいてください。
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2茎をカットする
茎をカットします。
特に難しいことはないので、チョキンと切ってしまいましょう。
これで、「挿し芽用のカット苗」と、「葉挿し用の葉っぱ」が用意できました。
挿し芽をする土を用意
レッドベリー(セダム系)は水と肥料が大好きなので、市販の培養土をそのまま使っても問題ありません。
肥料が土に含まれていると徒長気味に育ちますが、伸びてきたらカットして倍々ゲームで増やすことができます。そのため、肥料が含まれた土がおすすめ!
程よく可愛く育てたい場合には、市販の培養土に赤玉土などを1:1の割合で混ぜれば培養土に含まれる肥料分が希釈されていい感じに育ってくれます。

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3土に挿す
切った側を土に挿していきます。挿しづらい場合は、下葉を何枚か取り除いてください。

挿し芽が完了
挿し芽は、発根まで「明るい日陰」で管理します。
強い日に当てると葉が水分を失い、枯れてしまうことがあるので注意してください。(特に夏は注意!)そのため、発根するまでは「明るい日陰」で管理するのが確実。暖かい時期なら1~2週間で発根してきます。

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4取り除いた葉を葉挿しする
取り除いた葉は、土の上に転がしておけば発芽・発根してきます。確実に発芽させたい場合は、生長点の部分を土に軽く差し込むようにして挿しておくと良いです。
なるべく葉が重ならないようにするのがポイントです。
葉が重なっていると、根の活着が遅れたり、株同士の間隔が狭くなって間引きが必要になったりします。
発芽した様子
上の写真は、半年ほど前に葉挿ししておいたレッドベリー。
冬に葉挿ししたので、成長はゆっくりでしたが、無事に発芽しています。
脇芽が出るまで待つ
生長点を失った親株の方からは脇芽が成長してきます。
成長した脇芽が大きくなったらカットを繰り返すことによって倍々ゲームでレッドベリーを増やすことも可能。
なお、脇芽を効率的に伸ばすには、肥料を与えると良いです。
おすすめは、IBのチカラです。小さい鉢なら1粒おけば問題なし。
ちなみに、1.4kgの大袋の方がお得です。
もしくは、液体肥料を与えるという手もあります。
私は、多肉植物にマイガーデン液体肥料を使用しています。倍率は1000~2000倍の薄めで与えます。
レッドベリーは無限に増やせる
レッドベリーの増やし方は3種類。
- 挿し芽
- 葉挿し
- 脇芽
それぞれの増やし方を駆使すれば倍々ゲームのように増やしておくことが可能。
冬は真っ赤な紅葉が楽しめる可愛い多肉植物なので、たくさん増やして楽しみましょう。
