多肉植物 寒波

基本の育て方

【大寒波】多肉植物の寒さ対策。冬の管理方法を初心者向けに解説。

 

冬の大寒波が来た際の対策について解説します。

この記事を読むことで、寒さから多肉植物を守ることができます。

 

大寒波が来る

多肉植物 寒波

天気予報で「大寒波が来る」と予報が出た際に多肉植物に施す対策について。

寒さに弱い品種は屋内に入れましょう。

 

屋内に入れるスペースが無く、屋外で寒さに耐えさせる場合は、不織布やエアキャップをかぶせると霜対策になります。

 

寒さに弱い代表品種は下記のとおりです。

  • アエオニウム:黒法師、夕映など
  • カランコエ系:月兎耳、ミロッティなど
  • クラッスラ系:ゴーラム、若緑など
  • コチレドン:ペンデンス、熊童子など

これ以外にも、毛が生えた品種や葉が薄い品種は寒さに弱いものが多いです。

これらの品種は、0℃以下になりそうなら室内に避難させます。

 

寒さの影響を受けると葉がブヨブヨになって落葉、茎までブヨブヨになると再生できずに枯れることもあります。

 

▼下の写真は、葉がブヨブヨになった「ペンデンス」です。

多肉植物 寒波

 

▼下の写真は、茎がブヨブヨになって折れた「月兎耳」です。

多肉植物 寒波

寒さに負けると、細胞が破壊されて再生できません。(強めに切り戻しをしてみましたが、再生するかどうかは不明です)

 

寒さに弱い品種以外は、-2℃~-5℃程度までは大丈夫ですが、心配なら屋内へ避難させましょう。

また、根が十分に伸びていない株は寒さに負けます。

寒さに強い品種であっても、根の伸び切っていない葉挿しや、挿し芽をしたばかりの株があれば部屋の中に入れておくべきです。

 

「心配なら部屋の中へ」が合言葉です。

 

室内避難させるときは、育苗トレーに植木鉢を入れて移動させると楽です。

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冷たい風に注意

多肉植物 寒波

冷たい風が当たると体感温度が下がります。人間も植物も同じです。

屋外管理で風が当たるようなら、不織布やエアキャップをかぶせることで冷たい風が直接当たるのを防ぐことができます。

 

すぐに手に入らないなら、新聞紙でも大丈夫です。

 

とにかく、何かをかぶせておくことが大切。

太陽が出てきて、気温が上がってきたら蒸れを防ぐために不織布やエアキャップを外すのを忘れずに。

 

簡易ハウスの気温は外気温と同じ

屋外に簡易ハウスを設置し、その中で寒さに弱い多肉植物(アエオニウム、カランコエなど)を冬越しすることができるのか?

答えは、NOです。

 

ハウスを使うと霜と風を防ぐことはできます。

しかし、気温の低下は防ぐことができません。

 

昼は太陽によって気温が上がりますが、夜は気温低下し、ハウス内の気温は基本的に外気温と同じになります。

外気温が-10℃なら、ハウス内の気温も-10℃まで下がります。

 

保温設備があれば別ですが、一般家庭で保温設備を導入している方は少ないはず。

つまり、簡易ハウスで夜の気温を上げることはできず、冬越しには不十分な装備といえます。

 

どうしても屋外管理したい

多肉植物 寒波

「部屋の中に多肉植物をいれると怒られる」とか、「土がこぼれるのが嫌だ」という方向けに、屋外管理をする方法を紹介します。

 

方法としては、

夜だけ、発泡スチロールの中に多肉植物を入れて、蓋をする。

夜~朝方だけ気温がマイナスになる地域では使える方法です。

多肉植物 寒波

 

発泡スチロールは保温性が抜群なので、屋外でも気温低下せずに管理できます。

もちろん、昼間は発泡スチロールの蓋をあけておきます。

 

天気予報は外れる

多肉植物 寒波

良い方向に外れてくれればよいのですが、悪い方向に外れることもあります。

最低気温が-5℃の予報が出たなら、-8℃くらいまで下がる想定で対策をしておくと安心です。

 

標高が少し高いだけでも気温が変わってくるので、多肉植物の置き場の気温を測っておくと対策しやすい。

最低気温を記録してくれる温度計が便利です!

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ということで、天気予報はあくまで目安として考えておくと良いでしょう。

 

多肉植物の寒さ対策まとめ

  • 心配なら室内へ入れる
  • 根が伸びていない株は室内へ入れる
  • 屋外なら、新聞紙をかぶせて霜対策
  • 天気予報を当てにしない

屋外なら、「何かをかぶせておくこと」が大切。

「心配なら部屋の中へ」が合言葉です。

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